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幻の四箇法要再現

10月11日(体育の日)に、大阪市中央区の本願寺津村別院白洲
で、大阪真宗協和会五十周年記念法要が親鸞聖人七百五十回忌と併
せて勤修されました。
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 法要は、真宗興正派和鳴会と四天王寺楽所雅亮会の出勤を得て、
四箇法要で執り行われました。四箇法要とは慶讃祝寿の最高の法儀
とされ、最近ではあまり勤められなくなった声明と舞楽を融合させ
た作法です。四箇とは即ち唄匿、散華対揚、梵音、三條錫杖(真宗
では願生偈)の声明と、振鉾、萬歳楽、登天楽、長慶子の舞楽演奏
が交互に行われ、都会のビル街の真ん中に幽玄かつ壮麗な異空間が
出現したようでした。当日は午前八時に会場設営がはじまり、十時
には全スタッフが集合しました。おかげさまの晴天に感謝しつつス
タッフは自分の持ち場に。
十一時には雅亮会と和鳴会が参集し、最終打合せのあと装束衣躰を
着用してからは本番まで緊張の時間が流れました。実は、雅亮会と
和鳴会が一緒に出勤するのはこの日が初めてで、代表者による会議
や書面での打ち合せは綿密に行われていたものの、全員が顔を合せ
るのも初めて。いわば「ぶっつけ本番」だったのです。しかしなが
ら両会の普段からの研鑚の成果が表れ、法要は粛々と進行されまし
た。
 出勤者だけでなく、白洲を埋めた三百人の参拝者からも「素晴ら
しいご縁に会わせていただきました」との声をいただきました。ま
さに僧俗一体となり、宗派の垣根を越えることのできたひと時でし
た。
 緒方正弘会長(西区・大琳寺=本派)は挨拶の中で、五十年前を
振り返りつつ、要素が変わっても社会不安がなくなった訳ではない
と、会の発展に向けた決意を表明し、来賓を代表された養藤了文氏
(真宗教団連合事務総長)は、五十周年を祝うとともに、これから
の五十年をどう歩むべきかを共通の課題にしようと提唱されました。
           (正信大等 阿倍野区・幸西寺=興派)

DSC_05571.jpg

法要に参加して 
十月とは思えない陽気の中、大阪真宗協和会五十周年記念法要が
お勤まりになりました。
 秋晴れの青空の下、声明の旋律と平安時代より受け継がれてきた
雅楽のメロディが交互に交わるなか、様々な装束を着けた荘厳でダ
イナミックな舞をもってみ仏を供養する姿は、かつて奈良県當麻町
(現・葛城市)で拝見した当麻曼荼羅そのものでした。
 当日ご出仕いただいた四天王寺楽所雅亮会のみなさんは、「聖霊
会(しょうりょうえ)舞楽大法要」という、四天王寺の四箇法要に
は毎年参加していますが、この度の法要もそれに勝るとも劣らない
絢爛豪華な法要でした。
 浄土真宗ではめったに勤められることのない四箇法要に出仕させ
ていただきながら、私の頭に浮かんだのは、『仏説阿弥陀経』で描
かれる世界、お浄土の有り様でした。
 陽光きらめく屋外の特設舞台で繰り広げられた声明、舞楽の数々
はまさに「成就如是 功徳荘厳」の世界を目の当たりにした想いで
す。
 ある方は「合理的な説明が常に求められる現代社会ですが、説明
のつかない世界にこそ、なんだかよくわからないがありがたい、手
の合わさる本当のものがあるのでは」と感動を語っておられました。
私も、今回の法要に参加させていただき、その想いを強くしたこと
です。
 そのような素晴らしい法要形態が、私の所属する本願寺派ではす
でに失われたことが残念でなりません。「温故知新」。この記念法
要をきっかけとして、大遠忌法要のひとつの在り様として味わって
いただければと思いました。
          (新發田恵司 天王寺区・長願寺=本派)
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四箇法要が勤修されます

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大阪真宗協和会50周年記念法要のポスターができました。
声明と舞楽を融合させた幻の法要です。

10月11日(月・体育の日)午後一時より 北御堂境内で勤修されます。

50周年記念法要

 五十周年記念法要の概要が、以下の通り総会で承認されました。
 開催日は平成二十二年十月十一日(体育の日)。開始時刻は午後一時の予定。親鸞聖人七百五十回忌法要との併修が検討されています。
 法要の内容は「四箇法要」です。四箇法要とは、「唄」、「散華」、「梵音」そして「錫杖」の四種の声明と舞楽を交互に奏して仏を讃嘆供養するところからこの名がつけられました。古くには東大寺大仏開眼供養会に楽人、舞人四百人あまり、参集の僧尼二万人あまりと大規模に営まれたと記録されています。
 現在、真宗各派ではなじみが薄くなっていますが、天台声明の流れを汲む真宗の法要では、真宗興正派の「伝燈奉告法要」や、明治十二年五月三日から五日に営まれた龍谷大学図書館落成法要。本願寺顕如上人三百回忌法要の際にお勤めされています。
 今回の大阪真宗協和会五十周年記念法要では、「天王寺楽所雅亮会」と、興正派の僧侶有志「和鳴会」の協力のもと、六十人を超える規模で古式に則り執り行います。
 この壮大な法要を勤修するにあたり、浄土真宗本願寺派大阪教区教務所と本願寺津村別院のご協力により、本堂前の白洲を会場にして、野外に舞台と荘厳を設置する予定です。
 秋空の下、大勢の僧侶による声明と舞台上でのダイナミックな舞楽が一体となり、華々しい法要となります。また式中には「讃仏偈」のお勤めを一緒にご唱和いただけます。古式ゆかし舞楽や雅楽に興味をお持ちの人にもどうぞお勧めください。
 法要前に午後3時半からの島田洋七氏講演会「仏教人生講座」特別優待券を配布します。
   (記事 新發田恵司=本派・長願寺/正信大等=興派・幸西寺)
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